火曜の夜にバスを待つ 〜ディズニーワールドで働く〜

三味線の師匠がCRプログラム生としてアメリカのWDWで働いていたブログです

三味線の師匠がアメリカのディズニーで働いた記録・自己紹介《2017年4月5日更新》

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更新日:2017年4月5日

 

「ディズニーで働いたことのある三味線奏者がいると、ひょっとすると面白いんじゃないか…?」

そんな不純な(?)気持ちで、私はアメリカのディズニーで働くことになりました。

 

このページでは初めての方に向けて、自己紹介をさせていただきます。

 

こんにちは。

hanae (id:hanaekiryuin)と申します。

 

私は29歳のときに米国三越のCRプログラムに合格し、アメリカのウォルトディズニーワールドで2015年春〜2016年春まで働いていました。

そして、ディズニーワールドで働く前は、三味線の演奏や指導を仕事にしていました。

 

念願が叶ってディズニーワールドで働けるようになったこと…

そして、ディズニーワールドで働く前に私がしていた仕事のこと…

それらを簡単にご紹介いたします。

 

それではまいります。

 

 

三味線の師匠が夢の国で働くことになりました

私の仕事は「三味線演奏者」であり、「三味線の先生」です。

今までの仕事も「三味線の演奏」と「指導」ぐらいしかしてきませんでした。

そんな私が、アメリカのディズニーワールドで働くことができました。

 

「なぜそんな経験が…??」

と思われるかもしれません。

 

まずは、私が働いたアメリカ就労プログラム「CRプログラム」について、少しだけ紹介させてください。

 

皆さん、三越の百貨店に行かれたことはありますか?

三越百貨店(正式名称:三越伊勢丹ホールディングス)では、アメリカのディズニーワールドに派遣する人材を毎年募集しています。

派遣先はディズニーワールドの中にある、エプコットというテーマパーク。

その中にある「日本館」で、日本の食文化やお買い物が楽しめるようになっています。

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<日本館>

 

そこで働けるのは日本国籍を持つ人だけ。*1

それも、3度にわたる選抜で選ばれた人だけが行ける限定のプログラムです。

 

この日本館で、ディズニーの従業員として働くプログラムのことをCRプログラムと呼んでいます。

 

私は2015年春組として、補欠繰り上がりで合格を頂き、ディズニーワールドのキャスト(従業員)として勤務していました。

 

 

英語話せないのにアメリカで働いていた私

先ほども話しましたように、私の仕事は三味線の演奏と指導です。

高校卒業後、大阪の三味線のお師匠様の元で修行をし、プロになりました。

 

英語は…というと、実はとっても苦手です!

ただ、国際交流員の職員さんと古い付き合いがあり、実家では何人もの海外青年をホストファミリーとして受け入れしてきました。

そして、2012年には内閣府の国際交流事業「第23回世界青年の船」に参加しました。

 

でもちょっと待ってください!

…そのように書くと、すごく英語のできる人!!!みたいに思われてしまいそうなのですが、全くそうではありません。

私が持っている英語の資格は中学生の時に取得した「英検三級」のみ。

 

「え?どうして合格したの?」

と言われても仕方がないほどの英語レベルしかない状態で、アメリカで働いていました。

  

アメリカ勤務以前の職業は三味線のプロ・師匠

私は高校卒業後、大阪の三味線のお師匠様に弟子入りしました。

19歳でプロになり、本格的に三味線教室を持ったのは、22歳の時でした。

 

よく聞かれる質問なのですが、

「日本では何の仕事をしてたの?」

と聞かれると、

「三味線の先生です!(^^)」

と答えて、驚かれていました。

 

伝統芸能の保守的な世界にいつつも、国際交流員として国際交流事業に携わらせて頂いたりしています。

 

CRプログラムに出会ったキッカケ

フロリダにあるディズニーワールドに初めて行ったのは10歳の時の家族旅行。

ディズニーワールドは自分にとって特別な場所になりました。

 

CRプログラムの存在を知ったのは、今から渡米から約3年前になります。

知り合いの大学生からでした。*2

 

私はすぐに応募を決めました。

すぐの応募に踏み切ったのは、20代のうちに一度は長期の海外勤務経験が積みたかったからです。*3

 

応募から約1年の年月を経て、補欠繰り上がりで合格通知を頂きました。

そして、その三ヶ月後に渡米しました。

その時私は29歳…30歳を目前に20代最後の一年を、アメリカのディズニーで働きながら過ごしました。

 

CRプログラムでの仕事は寿司職人

CRプログラムではダイニングの配属で、寿司シェフのポジションで働いていました。

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寿司シェフを希望した理由は

  • 料理が好きだった
  • 「SUSHI Chef」という響きが格好良かった
  • 最初に話を聞いた先輩の印象がとても良く「ここで頑張ってみたい…!」と思ったからです。
  • コスチュームがカッコよかった!

という、なんだかちょっとふざけた理由です。

 

ですが、結果として、私にとっては最高の職種であり、職場だったと思います。

 

寿司シェフとしての仕事はとても楽しく、それ以外にも得られた経験もありました。

たとえば、

  • 新入生CRプログラム生にむけて、寿司シェフの仕事の紹介をした
  • ディズニー社員向けのイベントで、お寿司を作った
  • 無遅刻無欠席無早退の皆勤賞

上記のような通常勤務以外の仕事や経験もできて、いい思い出になっています。

 

ディズニーの仕事以外は三味線を教えたりしていた

仕事以外の場では、

  • 地元の日本人の方に三味線を教えました
  • 日本祭りで三味線を演奏する機会を頂きました
  • CRプログラム生のミニコンサート(とはいえ、小規模)を企画しました
  • 三越のクリスマスパーティーで三味線演奏しました
  • ディズニーイベントではタレントショーの「Night of Stars 2015 Autum」※に出演しました
  • ディズニーマラソンに出場して、最後まで完走(というより、完歩…)しました

※…実はディズニー社員向けイベントの寿司の仕事は、Night of Starsがきっかけで声をかけてもらいました。 

私の場合は三味線が活動の幅、交友関係の幅をかなり広めてくれたと思います。 

 

帰国後なにやってんの?

帰国後は、まず5キロ太った体重をなんとか戻しました!(^^;

そして、三味線の演奏・指導の仕事に戻っています。

もともとの自分の仕事に戻っただけです。

 

いわゆる就職して…という人生ではありませんが、帰国後も三味線のキャリアを自分なりに少しずつ積んでいるつもりです。

新境地である仕事の幅も広げており、クルーズ帰港時の歓迎演奏、外国人旅行者への三味線指導、海外での演奏活動などをしています。

 

三味線以外の分野では、私は文章を書くのが好きなので文章を書いています。

このCRプログラムのこともWebメディアに寄稿させていただいています。*4

 

CRプログラム前と後で、どんなところが変わった?

一年間まるまる海外で過ごすのは、伝統芸能の保守的な世界で生きてきた私にとって、まさに晴天の霹靂…のような一年間でした!

 

CRプログラムという貴重な経験を通し、本当に自分にとって良かった!

と思うことは本当にたくさんありますが、大きく分けると2つあります。

 

一つ目は、自分が今まで思い込んでいた、たくさんの”しがらみ”から解放されたことです。

 

私はとても狭い世界で、自分を認められずに過ごしていました。

ですが、

「自分が続けてきたこと…三味線以外のことにも価値がある」

「この続けてきたことは、誰かに喜んでもらえている!」

と思えるようになったことはとても大きかったです。

 

文を書くこと、絵を描くこと、着物を着ること、人に伝えること…

様々な”自分の今までの続けてきたもの”が”誰か”の役に立っていると、認められるようになったことです。 

 

二つ目は、様々なことに挑戦する勇気が持てたことです。

一年間アメリカのフロリダ州・オーランドに滞在して思ったこと。

それは「自分自身とは、なんだかよく分からないもの」…だということでした!

 

「自分は(きっと)こういう人間だ!」

といった強い信念はもちろん大切なのですが、時にその信念は人生において自分の足枷になったり、時に自分を苦しめる原因になるのだな…

ということに気づきました。

 

自分自身でも自分のことがよく分からないのだから、勝手に「自分はこれはできない」「自分はあれはできない」と限界を決めずに、

様々なことに挑戦してみよう!

ダメでもいいじゃない?!

という気持ちになりました。

 

一年間の海外生活で、私は色々な”私”を発見できたのだと思います。

 

CRプログラムで得られたスキルって何?

え〜と、実は…

CRプログラムで私が得られた目に見えるスキルって…あんまりないのです。

しいて言えば「寿司がうまく作れるようになった」ということぐらいなんです!

 

ただ、目に見えるスキルではなく「自身を信じる力」「様々なことに挑戦する意欲」。

これこそが私が一年間のプログラムで学び得たことでした。

 

人生においてこの二つを知っていれば、何も怖いものなどないと思いませんか?

 

なんでこんなニッチな分野のブログ書こうと思ったの?

私がニッチな分野であるCRプログラムについてブログを書こうと思ったのは、何を差し置いても

 

「アメリカのディズニーで働いた一年、そしてそのチャンスをくれたCRプログラムが自分にとって良かった!」

 

という気持ちがあったからです。

 

自分がまだCRプログラムを受験していた頃…

そしてCRプログラム生として渡米した時…

当時の私は

「CRプログラムって、アメリカのディズニーで働くのって…どんな生活なんだろう…?!?!」

と、諸先輩方のブログを読み漁っていました。

 

それがあったからこそ、初めてのアメリカ生活も不安が少し和らいだりしました。

記録(ブログ)は先人の均した道となるのだなあ…としみじみ感じました。

 

私も帰国して落ち着いた”今”だからこそ書きたいことがあります。

それがもしかして誰かの役に立っていたり、誰かに必要とされる情報になり得るなら嬉しいことだなあー…!と思ってブログをちまちま書いています。

 

基本的に書くことが好きなので書いています

基本的に私は書くことで自分の考えを整理したり、思い出を振り返ったりしています。

このブログも、そういった満足で書いています。

 

オーランドにいるときも、地元の小学校やお世話になった高校の先生にお便りを作って配信していました。

もちろんディズニーで働いていることや、現地の情報も織り交ぜながらですが、基本的には「書きたい」「残したい」という気持ち…が根本にあったように思います。

 

このブログもその延長なんだと思います。

 

役立つ情報もあるかもだけど…基本は話三分の一ぐらいで読んでほしい

私の楽しみで書いているので、時に真面目に書いたり、時にふざけて書いたりしてます。

 

ひょとしたら、これからのCRプログラム生さんにとって役に立つ情報もある…かもしれないです。

ですが、その情報をあんまり真に受けないで欲しいんです。

 

私の勝手なバイアスがかかっていますし、人によって感じ方は様々です。

100人が100人の体験したCRプログラムがあると思います。

このブログでの話なんて、「話三分の一」程度に聞いて下さい。

 

CRプログラムに限らず、人生はやりたいようにやってみるのが一番だと思います。

CRプログラム生の皆さんも、色々やってみたくて…、そしてやりたい道に進んだからこそ、”今”があるのでしょう?

 

目で見て、鼻で嗅いで、味わって、触って、全身でオーランドとディズニーの空気を感じてください!!!

こんな片田舎からですけれど、CRプログラムに携わっていたり、ディズニーで働いてみたいな!海外に出てみたいな!…って思っている皆さんを応援してます!

 

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読後のご感想などを頂けると…めちゃくちゃ嬉しいです!(^^

「こういう情報がほしい!」ということもあれば是非お知らせください。

(コメントでの問い合わせ内容により、後日記事にして書き上げることもあります。)

 

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*1:厳密にはオンステージ、つまりお客様の目に触れる場所では日本国籍を持つ人が原則働くことになっています。

*2:詳しくはこちらの寄稿記事に書きました。

*3:年齢的な話はこの記事に詳しく書きました。

*4:寄稿記事は株式会社ninoyaさんのninoyaブログに寄稿させていただいております。