読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

火曜の夜にバスを待つ 〜ディズニーワールドで働く〜

三味線の師匠がCRプログラム生としてアメリカのWDWで働いていたブログです

CRプログラム渡米前の思い出を振り返っておく

f:id:hanaekiryuin:20170122213857j:plain

こんにちは、hanaeです。

CRプログラムに向けて出発される皆さん、オーランドまでのご無事とご健康を……祈るっていうかそう書くとご大層ですけど、近所の神社にでも買い物ついでに願掛けに行ってきます。

 

今日は黒歴史でしかない渡米前の自分の思い出を振り返ってみます。

 

 

 

「いやー、あっという間の5日間でしたな、オガワさん。」

「そうですねえ、カケミズさんのスコアはなかなか良かったですな。羨ましい。」

「いやいや!そんな!ナカムラさんが現地手配してくれたガイドのマットさんもなかなかの腕前でしたな。」

「確かに。それにしても向こうは暑かったですわー。かと言うて、建物の中に入りますと寒いでっしゃろ?かないませんわ!」

「いやね、イチカワさん、アメリカ人って、なんで寒いところでもあんな半袖短パンでおれるんでしょうなあー?」

「いやそれ私も思ってたんですけどね、どうやら毛穴の数が違うらしいですわ。」

「毛穴の数?」

「はい、どうも欧米人は日本人に比べて毛穴の数が少ないらしいんですわ。それで温度をあんまり感じないらしいですよ?」

 

 

…え?!ほんとかよ!!!!!

渡米前日、私は故郷を離れ東京へ前日入りした。

羽田空港から成田空港へ向かうリムジンバスの中、60代と思しきおじさん連中の謎の会話に私は静かに突っ込んだ。

 

…毛穴の数が違う?

しかも数が少ない??

しかし私は正解がわからない。

不正解だと叫んだって正解の正解がわからないのはゲスの極み乙女の川谷だけじゃないんだ。今、この、私だって、正解の正解がわからない。

 

ともあれ私は明日から渡米である。

一年間も海外に住むのは初めてだ。かつてないほどの冒険だ。緊張だ。

 

 

 

成田空港の周りにはホテルしかない。ポツポツとコンビニはあるが、基本的にはホテルしかないのだ。

ここに泊まるのはいつも旅行の時だけだったなと思いながらチェックインを済ませると、中国人の団体が派手な色のスーツケースを抱えて団体様でやってきた。よく見るとホテルの案内はほとんどが北京語で書かれていた。

 

 

部屋にいてもすることがなく、成田空港へ行った。空港のリムジンバスはホテルから定期的に出ている。

明日の9時に集合場所になっている空港のカウンター付近にはユニクロがあった。

もうあと15時間後ぐらいには私はここにスーツケースと三味線を持って立っているのだろうと思うと不思議だった。

 

実はお土産物屋さんが充実している成田空港では、日本らしいデザインがあしらわれた可愛い雑貨が多く取り揃えられている。私は空港の中のとある雑貨屋さんで、折り鶴の柄をあしらったティッシュケースを買った。

ティッシュを入れようと思って買ったのではない。財布にしようと思ったのだ。後々、一年間私はこの一見財布には見えないティッシュケースを財布として使うことになる。

使い心地?一年間財布として十分機能したのだ。良かったに決まっている。

 

 

ホテルに帰り、私はパソコンを開いた。

酔っていないのに、酔っている。気分がもう酔っ払いである。間違いなく黒歴史になる。ダースベイダーも裸足で逃げ出すほどのダークサイドのナントカカントカを書き留めておきたいと思った。

(以下、軽く手直ししたものを引用)

 

 

 

「人との出会いが人生を変える。」

私は今日までそう信じて生きてきました。

故郷を離れ、アメリカ・フロリダ州のディズニーワールドへ約一年間働きに行きます。

空港ではたくさんの方にお見送りを頂き、励ましのお言葉も多々頂戴いたしました。

 

人生は不思議なものだと思います。私は海外経験が豊富なわけでもなく、また語学が堪能でもありません。

三味線教室だけを続けてきた自分がアメリカのディズニーで働く…そのような未来がどうして想像できたでしょうか。それはやはり、人との出会いがここまで導いてくれたのだと思います。

 

人生の選択肢は沢山あり、道も数多く広がっています。今の世の中は本当にたくさんの選択肢の中から未来が選べるようになったと感じています。

ですが、道は一つだけしか選べません。

気づかないところで私たちは道を選び、歩んでいます。その時道を選ぶ判断材料となるものが、人との出会いやそこから生まれる何気ない会話、情報なのだと思います。

 

運やタイミングももちろんあるでしょう。傷つくことも不安になることもあります。ですが自ら一歩を踏み出せば、そこに道が開けます。

私は今大きな一歩を踏み出そうとしています。

渡米にさしあたりお世話になった方々くぁwせdrftgyふじこlp

 

 

…以上、渡米前の私が心の赴くままに書いた随筆というよりエッセイというよりタワゴトだ。

このタワゴトは渡米約5日後、地元新聞の投書欄に掲載された。

(…ということを、渡米後友人から、あとは新聞社の知人から聞いた。)

 

ブログの拡散どころか「いやいやいや、そんなPV数、一生かかっても叩き出せません。」と思うぐらいの人数の県民に(おそらく)広く知れ渡ることになる。まあ、ものの数秒後には忘れられるアレやけどね。

しかも一年後、家に帰ると私宛にちゃんと新聞社から薄謝が送られてきていて、二重に爆笑だった。この薄謝で私は英語の参考書をもう一度買った。

 

 

…そんなわけで、渡米前の文章には要注意だぞ!!!!!!!!