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火曜の夜にバスを待つ 〜ディズニーワールドで働く〜

三味線の師匠が米国三越CRプログラム生としてアメリカのWDWで働いていたブログです

自分をカラッポにしてディズニーでの一年を過ごせばよかった

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こんにちは、hanaeです。

 

先日帰国から一年経って同期と後輩数名と会ったのですが、話した時に感じたことや思うことを書いてみます。

 

同期と久々に会って気づいたこと

今頃ちょうどディズニーワールドで働かんばかりに渡米されたばっかりのCR生の方々もいらっしゃるかと思います。

どうですか?オーランド。春なのにすでに暑いでしょう?

研修?めっちゃ眠いですよね。

同期と振り返っても、いつも「研修、眠かった!」の大合唱になるのですよ。なので、「ああ、私ディズニーの研修で眠くなるなんて…。」…なんて思わなくていいですからね。みんな寝てましたから。

 

さて、同期と後輩に会うと、思い出話に花が咲きます。そりゃあもう、あれほど濃い1年間を共に過ごしたのです。積もる話は尽きません。

同期や後輩の話を聞くといつも驚かされるのが

「ええ?あんな時にそんなことがあったのか?!私は本当に何も知らなかったんだなあ!!」

”いかに自分の知らないところで様々なドラマがあったか…”ということなのです。

 

人には人それぞれの視点があるということ

100人CR生がいれば、それぞれに100通りのCRプログラムがあります。

同期ももちろんですが、先輩や後輩もそれぞれに視点が違っていて、見えている景色や感じているものは異なります。

自分の知らないことを知っている同期がいる、私が知らないいろいろな考え方がある…

それを知るたびに、感じるたびに私は

「わあ〜、自分はなんとものを知らないのだろう…。」

と感じます。

 

日本館の仕事なんてオマケみたいなもん

ディズニーで働く…ここでは日本館で働くことになりますが、その仕事内容は案外すぐに慣れます。もちろん適正はあると思いますし、慣れの速度には違いはあるとは思います。

ですが、仕事内容は以前にも書いた通りですがアルバイトの域を出ません。

案外仕事に慣れてきたら

「あれ?ディズニーで働くってこんなもんか??」

と思う方も、もしかしたらいらっしゃるのかもしれませんね。

 

幸いにも不器用な私は仕事になかなか慣れず、日々の仕事が新鮮に感じる毎日でした。もうちょっとこなれた感じに仕事したかったのですが、それは残念ながら叶いませんでした。今思えば、仕事が上手くこなせないからこそ仕事の中から楽しみを見つけ、厭きることがなかったのかもしれません。

 

本当に価値があって面白いものって…?

久々に同期と後輩と集まって感じたことは、CRプログラムが提供している面白さや経験の貴重さは…「仕事内容」ではないと思います。

なによりも貴重なのは

「今ここにある環境そのもの」

だと思います。

 

これほどまでにバックグラウンドの豊かな人たちが集まって働く環境はなかなか経験できません。そしてそれに拍車をかけるように、ディズニーワールドという世界有数のリゾートで働くというシチュエーションがとても非日常的です。

バックグラウンドの豊かな人とはこれから先も一緒に仕事ができるかもしれませんが、一年という期限付きだったり、ディズニーという分かり易い価値を提供している世界的な企業でこんなにも、しかも同世代ばかりと大勢で働くことは…人生の中にめったいない経験になり得るとは思いませんか?

 

もっと自分を空っぽにすればよかった

これは今私が少し感じている後悔なのですが…。

 

私は以前の記事にも書いた通り、29歳での渡米でした。周りの同期や先輩、後輩の中でも年長組に当たります。

29年生きていると、いえ、たかだか29年ですが…周りから見ると年長者。あらゆる物事に対して先入観を持って見てしまった部分もありました。自分のつまらない経験だけで物事や状況を判断することもありました。この世には自分の想像をはるかに超える出来事があるというのに…。

 

私はもっと自分を空っぽにして、もっともっと貪欲に色々な話を聞けばよかった。先入観を持たず様々なことを経験してみればよかった…と。そう思います。

同期や後輩、先輩…日本館だけで見てもたくさんの豊かな人生を持っている人々がいたのに、私のつまらない判断で話を聞かなかったこともあります。理解が足りなかったこともあります。居心地の良い人とばかり一緒にいたこともあります。*1

 

ただ、こういった経験があったからこそ、帰国後より一層新鮮な世界を感じられているのかもしれません。

 

*1:進んで居心地の悪い人のそばにいる必要はないのですが